麗しき渓谷
パロ渓谷はパロ・チュフ川とワン・チュフ川の合流地点のあるチュソムから、チベット山脈の北側境界に位置するチョモラリ山へ広がっています。この壮麗な地域はブータン王国でも有数の広さを持つ盆地で、豊かな田んぼが広がり、透明な清流がパロ渓谷を巡っています。
彩る建造物
パロの自然の美しさを強調しているのは、谷と周囲の丘に点在するエレガントで伝統的なスタイルの家です。中心街の特徴の1つは、平坦な谷底に位置し、道路が格子状のパターンに従っていることです。中央広場には大規模な祈りの車輪と小さな円形劇場が飾られ、1年中イベントが開催されています。
ブータンの玄関口
パロには155の寺院や僧院があり、14世紀にさかのぼるものもあります。国内初の唯一の国際空港もパロにあります。歴史的、宗教的な場所に近接しているため、パロは観光客の主要な目的地となる豪華でハイエンドな観光リゾート地として開発されています。
ブータン有数の観光地
パロには、ブータンの最も象徴的なランドマーク、タクツァン僧院(タイガーズネスト)があります。この荘厳な寺院は、オークとツツジの森が下に広がる切り立った崖の上に建てられました。
国立博物館、タ・ゾンもパロに位置します。古代において監視塔であったタ・ゾンでは、ブータンの古代遺物や伝統的な衣装、防具、武器、手作りの器具など、何百もの古代ブータンの遺物やアートワークを展示しています。国立博物館でのコレクションは、国の豊かな文化的伝統のスナップショットを保存しています。
その他、パロで訪れたい場所はドゥリュゲル・ゾンまたはVictorious Bhutaneseの要塞です。これは1646年にガワン・ナムゲルがチベット軍への襲撃で勝利したことを記念して、建設されました。要塞は1951年に火災で破壊されましたが、遺跡は印象的な光景のまま残っています。