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小国にもかかわらずブータンでは770種類の鳥類の生息が記録されており,ブータンは世界に221ある地域特有鳥類生息地の一つに指定されています。この国内の地形においては,ヒマラヤ山脈の高山植物帯・熱帯雨林帯・広葉樹林帯・モミ,アメリカツガ,トウヒなどの広葉樹林帯等の幅広い植生が分布しています。

バードウォッチング愛好家の皆様にとっては,絶滅危惧種に指定されている種も多く存在する,このブータンは夢のような目的地になるのではないでしょうか。ブータンの鳥類の多様性は,この国の標高差(南の標高200mのところから北の7000mのところまで),気候,人口の少なさ,森林の多さ,政府の自然保護政策等に由来します。この国は幅160km,長さ320kmの小国にも関わらず,万年雪を抱えるエリアや熱帯ジャングルを抱えるエリアなどが存在し,生物・植物多様性を確保しており,世界でも稀に見る自然豊かな地域になっています。国の72%は森林地帯であります。

アジア諸国の多くのように,自然を楽しむためにわざわざ自然保護地域や国立公園を探す必要はありません。なぜならこの国ではどの地点においても自然を感じることが出来,鳥類を観察することが出来ます。多種の広葉樹が存在する森では,単一的な松や杉だけの森と比べて,多くの種類のすばらしい鳥達を発見することが出来るでしょう。

記録されている種類数は770ですが,この国ではプロによるしっかりとした調査が行われたわけではなく,実際にはさらに多種の鳥類がいるものと思われます。したがって,770種以上の鳥を見つけることもこの国では不可能ではないでしょう。