プナカ・ゾンの再建と真髄

プナカ・ゾンの真髄
ブータンにあるモニュメントのなかで,もっとも宗教的,文化的,そして政治的,歴史的に重要なモニュメントである“プナカ ゾン”,そして現在は新たなLhakhangs
200以上の作品,数々の秘宝も加わったPunthang Dewachenpoi Phodrangはブータン詠みの2004年3月(5/13,14,15)に不死の魂として洗礼の儀式が行われた。

Rabney儀式はブータン国王,御后,王子,そして王家の参加に加え,政府関係者,軍関係者,ブータンの伝統仏教の Lams と Trulkus,大使館関係者,そしてもちろん,ブータン市民が参加しました。

5月15日にrabneyはTashi Ngasol儀式と共に,集まった人々と共に人々の絶え間ない行列でゾンを巡礼しました。この行列は,すべての生物を象徴し,Tashi
tagye (8つの幸福), Tashi Zegye (8つの宝),そしてNga-duen (地球上の王のもつ7つの宝),を持って歩き,この先の人生が良くなるようにと祈りをささげました。

この宗教的な儀式は新しいKuenreyによっておこなわれ,使用されたTashi tagye (8つの幸福), Tashi Zegye (8つの宝),そしてNga-duen
(地球上の王のもつ7つの宝),は国王とおきさきに授与されました。
このような国家を象徴したプナカ ゾンでの儀式は,何世紀にもわたって築き上げてきたブータンの人々が捉える価値や優位をより強くしました。

DratshangのTshennyi Loponはこういいました。“ここプナカで国王を始め,王家,政府のさまざまなセクションの重役,ブータンの国民とすべての人が集まったことは大変幸福なことで,貴重な歴史の一ページとなりました。Shabdrung
Ngawang Namgyal により再建されたPunthang Dewachenpoi Phodrangは国家を一つとし,国民に平和を愛する心と堅実性,希望,そしてダーマの思想が生き続ける建造物です”

年配者にとってはこの儀式が数世紀を経て実現した機会だったので,実現するとは思ってもいなかった人が多かったようです。70歳のPasa ZomさんはLayaからずっと巡礼に参加したそうです。彼女にとっては5日間に渡る一歩一歩が貴重だったとはなしています。Paro
TsentoのBidhaさん(77歳)はインドで毎冬行われる巡礼に友達は参加していましたが,彼女は金銭上の理由で参加できなかったことをずっと後悔していました。しかし,彼女はこの巡礼に参加でき,後悔が晴れるどころか,世界中の仏教徒の中で一番の祝福を受けたと信じています。

Gyeltshen of Shengana はこういいました。“われわれのLam Shabdrung,ここにある。敵から離れた安全な場所にいる。Shabdrung
Ngawang Namgyalが我々の敵を撤廃したときのように,どんな敵が来ようとも,私たちはそれにおじけることはない”と。

この巡礼は,子供たちにとっても歴史のよみがえる瞬間を目にするチャンスを与えました。10組に所属しているTandin君は,こう感想を述べました。“巡礼が過去に行われていたことは歴史の教科書でよんで知っていたけれど,こんなに色とりどりで,美しいとは思ってもいなかったよ。これから「歴史」がもっと面白くべんきょうできそうだよ。”

国連職員Renata Dessallienさんはこうコメントしています。“人生で最高に貴重な体験”と。“私は国連で長年働いてきましたが,その中でこの巡礼が一番,記憶に残る,感性に響く機会だったと感じます。これに参加することができたことを誇りに思います。私以外にも海外から巡礼に参加できた人々もこの私と同じように,このすばらしいイベントに参加でき,幸せだったと思います。

インド政府はこの再建に437,000,000RUPEE(約13億円)を援助し,Talo Monastery,Dzongchung,そして1994年の洪水で壊れてしまった橋を再建しました。国王,お后様,僧の中心であるJe
Khenpoは国民を代表し,インド政府に暑い御礼を表明した。インド大使,Mr K S Jasrotia はJe Khenpoから仏陀の絵画を贈り物とてもらい,儀式には圧倒されましたとコメントし,感謝の意を表しました。

“この再建は,ブータンの生き生きとした様々な宗教と文化を象徴している“と彼は言います。”インドとブータンは古くから文化につながりがあり,インド政府と国民は,このようなブータンを代表するゾンの歴史的イベントに協力でき,誠に光栄に感じております。私たちは,ブータンの伝統と習慣を永続される手伝いに参加できたことを喜びと感じております。
また,インド大使は,私たちの再建への微々たる資金が,役に立ったのでうれしく思います。ゾンの再建は,インドーブータンの協力の瞬間であります。わたしは建設に携わったすぺての人におめでとうとTashi
Delekを願っております。この経験は単なる個人的な経験とは違い,真実の神の祝福とメリットを勝ち取る機会だったと感じます。

Tenso Lapon, Dasho Wangchuckは,プナカ ゾンの再建は,工芸師にとって,ブータン全土のzorig chusumを学ぶいいチャンスだったと感じます。ブータンの古い伝統の復活と言えるでしょう。と言いました。

工芸師たちは数少ない師匠たちに,木工芸,石工芸,金属工芸や絵画といった古い伝統工芸を直接学ぶいい機会だったと彼は言います。私たちは新しい世代の工芸人に伝統を引き継げたと思います。今,プナカ ゾンが最高の状態で再建されたのをきっかけに,これから先は,他のDzongsや
Lhakhangsといった建築遺産の再建に十分携われると感じます。

ブータンは数世紀の歴史があるゾンやLhakhangsが数多く存在し,国家の精神や文化遺産を象徴しています。近代化と共に,zorig chusum伝統の技術はこれらの建築や宝を保つ,また補強のために必要となっていました。Pungthang
Dewachenpoi Phodrang は未来の世代に伝統をつなぐために補修を必要とする国家の秘宝です。

出典: Kuensel
( May 17, 2004 ), ブータンの国政新聞.