ブータンの美術と工芸品 | Keys to Bhutan : Japanese Edition

はじめに
ゾンと呼ばれるブータンの美術や工芸品ほど人目を引きつけ、作品自体から宗教の教えが感じられ具体的で伝統ある美術は他には無いでしょう。

宗教美術
ブータンでは美術は宗教と密接な関係にあります。いかなる美術的要素も宗教の真意と関係があります。

伝統手工芸品
ブータン語で伝統技術や工芸品などをzorig chusumと呼びます。ZOとは作る技術RIGとは科学、もしくは工芸品、CHUSUMとは数字の13をあらわします。

プナカ・ゾンの再建
プナカの雪どけ水が流れるポ・チュウ川とモ・チュウ川の合流点に位置するプナカ　ゾン。金拍で覆われて聳え立つ5つのDewachenpoi Phodrang glistenは再建により、いっそう輝きを増しました。

プナカ・ゾンの真髄
プナカ・ゾンはブータン国民のすべての人々の何世紀にもわたって築き上げてきた価値や優位などの象徴であります。

タンカスと呼ばれる絵画の持つ意味として最も興味深いのが輪廻(人生の車輪)です。絵画の象徴がすばらしいだけでなく、輪廻といった概念である仏陀の教えも備わっている一枚と言えるでしょう。

機織美術
山の高い高度に位置する村では、女性が外ではた織り仕事をしている姿が頻繁に見られます。彼女たちはブータンの織り職人たちで、山や草原などで前後にゆれて、やさしく歌いながらはた織りをします。

ブータンでは儀式に不可欠な悪い魂や、気を表すのにファルスというものがあります。