東部は昔の日本の山村のよう
私は十数年前にブータンの国を知りました。当時はインドとの国境の町プンツォリンから、日帰りならビザ無しで、行き来できました。2002年の日韓共催W杯で OTHER FINAL と日本の一部のスポーツ新聞で取り上げていましたが、FIFAランキングの最下位争いを堂々と勝ち抜いた国でもあります。ネパールやインドのラダックへ何度も行き、敬虔なチベット仏教徒には親近感がありました。
しかし20代に冬山へ行ったりして体を酷使した故か、坐骨神経痛がひどくなり早い時期に行きたい所へ行こうとブータン行きを決めました。
ブータンのツーリスト5社にメールしました。しかし返事が来たのは2社でした。
せっかく行くのですから、東部タシガンまで行きたいと思い、その内の1社と行程等を煮詰めましたが最後の最後で東部は雪が多い、危険であるとの事でどうしたものかと困惑しました。その後、ネット検索している内にKeys to Bhutan様に出会い、メールのやりとりから誠実さを感じ、すべてお任せすることにしました。
都市化しつつあるパロ、ティンプーと趣が異なり、東部は昔の日本の山村という雰囲気でした。モンガルでは JICA の一員として活躍されている御宅に招待され、日本の家庭料理を堪能しました。ブータン人は真面目で勤勉ですが、あまり欲がなく、いい意味でおっとりしています。ガイド、ドライバーさんも温かく、フレンドリー、ホスピタリーでした。
羽田深夜発が就航予定で、バンコクの乗り継ぎが便利になりますし、ブータンの中部に国内空港を建設していますので、次回は御祭り時期にトライしたいと思いました。
Yoshiro Suzuki
(2010年12月)