ブータンが秘境である3つの理由
ブータンについては、wikipediaの「ブータン」のページが詳しいですが、その中からいくつかブータンが秘境と呼ばれる所以を、ピックアップしてみました。
20世紀中頃まで鎖国していた
ブータンが国際連合に加盟したのは1971年ですが、それまでは鎖国をしていたそうです。また、現在でも入国者数制限をかけており、特にバックパッカーやヒッピーの入国を防ぐためにか、一日200ドル以上の滞在料(一日の宿泊費、交通費、食費を含む)を科しています。この政策は、入国者数を制限されると同時に、海外文化から自国文化を守ることにも貢献しているようです(南アジア・東南アジアにありがちなバックパッカー向けの安宿・地域は存在しない)。
ブータンに飛んでいる航空会社はドゥルックエアーしかない
空路でブータンに向かう場合は、必然的にドゥルックエアーというブータン国営の航空会社を使うことになります。その他の航空会社はブータンへの入国は認められていないのです。ブータンへの旅行をお申込の際は、このブータンへの航空券を含めて、滞在期間中全日程の宿泊・食事・交通とともにパッケージとして申し込むことになります。日本からの直行便はないので、タイ・バンコク等で乗り換える必要がありますが、日本から乗り換え地までの航空券はお客様自身で取得してもらうことになっています。
Gross National Happinessを国策としている
ブータンでは、経済的な発展を目指すのではなく、国民の幸福量の向上を目指す政策を掲げています。これはただ単純なスローガンだけではなく、国勢調査のような国民へのアンケートの実施⇒具体的な改善策の策定など、国と国民が一体となって、みんなの幸せを考えているそうです。欧米的な価値観をいい意味で拒絶して、自らの文化を守り、自然や農業を愛しているそんな国は、世界中探してもなかなかないでしょう。
ブータン、おすすめです。